実家への避難〜夫の躁鬱病〜

5年前の今日


Facebookを利用する方ならご存知の方が多い機能「○年前の今日」の投稿を教えてくれるというものがあります。
この写真、5年前に実家で撮ったものです。
実家に遊びに行ったのではなくて、「避難」していたのです。

この年の6月に夫が躁鬱病であることがわかり、しばらくは自宅で一緒に生活していました。

が、多弁、活動過多、感情の起伏が激しい、ほとんど寝ないなど、それまでの夫とは別人になってしまい、普通に一緒に暮らすことが苦痛を極め、悩んだ末、実家に避難し、週に1度だけ自宅に戻り、夫の様子を見る生活になりました。

こんな言葉で表しきれるような様子ではなく、その時のことを思い出すのは今でも辛いです。

このときは会社勤めをしていたので、実家から通勤しました。

それでも、毎日のように何かをやらかす夫のことで、実家に帰っては毎日泣いていました。

このときも、古いスヌーピーのぬいぐるみを撮りながら、本当に書きたかったことは、「私は辛い」ということだっただろうと思います。

でも、この時は夫の躁の症状の出始め、真っ只中にいたため、SNSにそのようなことを書ける状態ではとてもありませんでした。

避難している期間は両親はもちろん、もともと実家に同居している妹夫婦にも本当にお世話になり、やっとのことで仕事に行っていました。

こんな写真を撮ったこともありがたいことに忘れていて…

今は2度の入院と継続的な投薬治療のおかげで、いろいろありつつも夫婦揃って自宅で過ごすことができています。

実家に避難した私を義父母からは責められましたが、この時自分がつぶれるわけにはいかないということを考えると、これしか選択肢がありませんでした。

そのおかげで、来るべき時期に夫に入院治療を受けてもらうことができ、本人にも病気のことを理解してもらえました。

現在のこと


それでも、病気の再発を心配したり、夫の言動が再発の兆候なのではないかと怯えることが日々あります。
(躁鬱病は治療をすれば病気と共存しながら普通の社会生活を送ることができますが、再発の可能性の多い病気なのです)

病気の症状と夫の元来の性格、今の状態をはかりかね、私が動揺し、心を乱すことが今も多いのが実情です。

心のこと、コーチングを学んでも、いつ再発するかわからない精神疾患とともにある患者の家族という立場になると冷静さを失います。

ようやく果たした「患者の会」への入会


5年経ったつい先日、躁鬱病の患者や家族で作る患者会に私が入会しました。
まだ入ったばかりで活動に参加するのはこれからですが、同じ立場の方たちと接してみたいと思います。

悩んでいるのに、その存在を5年前にも知っていたのに、患者会に入るのには勇気がいり、こんなに時間がかかるものなのだということを自分が身をもって味わいました。

これからどのような活動をできるかまだわかりませんが、プライベートでも、コーチとしてのお仕事の中でも、私と同様の思いをされている方と出会ったときには、家族のケアで悩んでいるのに孤立している人が仲間を探す道があるということをお知らせし、橋渡しをするようなことができたら、と思います。

非医療従事者であっても、患者家族の仲間としてできることがあると思っています。

 

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