ほんの数分、照れながらの電話でも気持ちは通わせられる

今日は父の日ですね。

SNSでも父の日のことをたくさん目にしました。

子である立場からお父さんへの想いや贈り物のことを綴っている人、父の立場から感謝の気持ちや贈り物を贈られた人。

それぞれの想いで迎える日なのだなということを感じながら読んでいました。

そして、私が印象に残ったのはある友人の投稿。

お父様との幼い頃の思い出と現在のこと、贈り物のこと、電話で話をしたということが書かれていました。

私は今の自分の住まいと実家が電車で1時間ちょっとの距離なので、いつでも会いに行くことができます。

でも、私の友人をはじめ実家が遠方にある方はちょっと会いに行くということは難しいのだな、と改めて思いました。

私は、実家が近いこともあり、実家に同居する妹夫婦とのスケジュールの関係から、先週一足早めに父の日の食事をし、姉妹から贈り物を渡してきました。

行ってきたばかりだったので、今日は電話はいいかな、と思っていましたが、友人の文章を読んでいて、たまには自分から電話してみようと思いました。

電話をしても、照れくさいので、「父の日だから電話してみたよ」なんていうことしか言えなかったのですが、父からは

「先週来た時、元気そうだったな。

旦那と協力して健康で楽しくやってくれればいいよ」

と言ってもらいました。

照れながら電話して、私からはろくに「ありがとう」を言えなかったのに、父からは心のこもった言葉をかけてもらいました。

私が小さい頃は厳格でそんなことを口にする人ではなかったと思いますが、年を重ねてからは、いろいろスムーズに行かずに体調を崩していた私を気遣うような言葉をかけてくれるようになりました。

父の日なのに、結局私が言葉をもらってしまって。

本当は今日ちゃんとありがとうと言えればよかったけれど、照れて電話をしないよりずっとよかった。

もし、私と同じように照れくさくて連絡できていない人、今からでも遅くないです。

ほんの一言、連絡してみませんか?

本当は「ありがとう」と伝えたかったのに、できなかったけれど、それでも電話してよかった。

この写真のピアスは大学を卒業する年に父のお付き合いで訪れたアンティークマーケットで買ってもら
ったもの。

父は娘にアクセサリーをプレゼントしてくれるような洒落たタイプではないのですが、イベントを主催している知り合いの方へのお付き合いで、何か好きなものを買ってあげる、と言ってくれたので、こちらを選びました。

3人姉妹のうち、父からアクセサリーを買ってもらったのは多分この時一緒に出かけた私だけ。

そんなこともあってか、私にはとても大切なものです。

父の日の今日、何となく思い出したのでした。

電話で話したらいっそうありがたい気持ちが増した父の日でした。

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