父からの言葉

今日は実家に来て、両親や妹からお誕生日のお祝いをしてもらいました。

先日実家に送った感謝の気持ちのお花も見ることができ、先月お誕生日だった妹と私の名前を入れたバースデーケーキをみんなでいただきました。

食事をしながら、いろいろ話をし、父からはこんな言葉をもらいました。

過去を振り返ると、上手くいかなかったこと、後悔することがたくさんある。でも、そこから何を学ぶのか、人と比べるのではなく、自分なりにできること、今後に生かしていけることを考えて行動すればいい。そう思って、自分のペースでがんばりなさい。

父は私立学校の教員をしていて、経営者を除いて内部から上がれる最上位の副校長まで勤め、定年退職しました。

ライフワークでしているマンドリンの歴史に関する研究ではおそらく日本一と言ってもよいと思います。

仕事でもライフワークでも誰よりもしっかり業績を残さなくては気が済まない強い人、というのが私から持っている父の印象です。

そんな父なので、会社員時代、私が愚痴を言ったり弱音を吐いたりしていると、厳しい言葉が飛んできました。

私は父のように強くなれない、私の気持ちは、父のような人にはわからないと思ってきました。

でも、そんな強い父から、退職してからもう少しで10年が経とうという今になっても、現役時代を思い出し、仕事で上手くいかなかったことが夢に出てきてうなされることがあるということを今日初めて聞かせてもらいました。

父と比べたらずっと人生経験の浅い私ではありますが、それでも仕事、結婚、自分や配偶者の病気などいろいろなことを経験し、その時その時の自分の物事の捉え方、対処の仕方に後悔の残ることが多々あり、今でも未解決のものもあります。

ただ、昨年から学びを重ねる中で、少しずつどの経験も無駄ではなく、そこから学べることがあり、他人と比べるのではなく、あくまでも自分がこれからどのように生きていくのか、自分なら何ができるのかを考えていけばよいということを学んできました。

強いと思っていた父もいろいろな思いを抱き、まさに同じことを心にもちながら生きてきたのだということを、年とともに丸くなってきた父の口から聞くことができ、それがとても心に響きました。

誕生日に家族で楽しく食事をするというだけでもありがたいものですが、大切な日だからこそ、父からこれからの私のために言葉をかけてもらえたことがさらにありがたく、年を重ねた今だからこその関わりをかけがえのないものだと感じられる時間になりました。

少しでも多くこんな時間をもっていきたいと心から思います。

 

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