今日、1通の封書がポストに届きました。
車のディーラーの担当営業の方から夫へのバースデーカードです。
中を開けると手書きのメッセージ、そして夫と二人して感激したのは封筒に貼ってある切手。
冬の小樽、雪の降る街並みにガス灯、とても美しい切手です。
美しい切手を選んでくださっていることだけでも嬉しいものですが、我が家にとってはガス灯というところが大きなポイント
夫が勤務しているのはガスの会社で、1年ほど前までは私も同じ会社にいたのです。
車の話をしていると、メンテナンスのこと、保険のことなどいろいろ話す中で、勤務先のこともしばしば話題にのぼります。
お客様用の切手を用意するときにそんな会話を思い出しながら選んでくださっだのだと思い、その細やかな心配りに二人ですっかり感激したのでした。
夫はよほど嬉しかったらしく、封書から切手を丁寧にはがしていました。
おもてなしをするのに高価な粗品などは必ずしも必要ではなくて、会話から得たヒントからほんの些細なギフトを潜ませる、そんなことのほうが心に響くのかもしれません。
同じメーカーの車を他所のディーラーや新古車などでお安く購入することもできますが、我が家はこの10年以上、この営業さんから浮気をしたことがありません。
それは、車のメーカーが気に入っているということだけではなくて、なかなか買い替えるチャンスのない車を買い替えるときは必ず彼から買いたい!と思うものを持っている方だからなのです。
こうなると、本当に強いと思います。
商談をするときに媚びへつらうような態度をするわけではなく、こちらが提示した条件でも、無理なことはきちんと無理だと言う方です。
でも、打ち合わせのときに私がぽろっと口にした、欲しいカーアクセサリーなどを納車のときにプレゼントして下さったりしたこともありました。
私たちの話しをよく聞き、何をしたら喜んでもらえるのかをよく考えてくれているのですよね。
私は今「おもてなし心理学」を学び、家庭でのコミュニケーション、お客様とのコミュニケーションに役立てていきたいと試行錯誤しているところですが、彼はそれを自然に実践し、相手の気持ちに寄り添うことができているのだと思います。
小さな小さな切手からほっこりとあたたかな気持ちをいただいた夫の誕生日前夜でした
「おもてなし心理学協会」のサイトはこちらです。
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